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我が国では、救急車を要請してから現場に到着するまで、平均約8.5分間かかると言われています。(安房郡市では、平成29年中現場到着までの所要時間は平均9分でした。)
また医学的に心停止後、脳は3〜4分間の血流停止によって重大な障害を受け始めてしまいます。
このことから、心肺停止の傷病者が発生した場合、近くに居合わせた人が適切な心肺蘇生法を速やかに開始しないと、蘇生のための貴重な時間を浪費してしまい、「大切な救命のチャンス」を逃してしまいます。
傷病者のそばにいる人が、気道を確保して、人工呼吸や胸骨圧迫(心臓マッサージ)を直ちに始めることで、脳に発生する障害を減少させることができ、心肺停止の傷病者が社会復帰する可能性が高くなります。
さらに、心室細動(心筋が不規則にブルブルと震え、全身に血液を送り出すというポンプの役割を果たせない状態)を取り除くためには、AED(自動体外式除細動器)を用いて心臓に電気ショックを与えることが、最も適切な処置であるといわれています。
日本では、平成16年7月から一般の人がAEDを使用できるようになりました。 |
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